自分の宿星を供養する「柴燈大護摩供」では、不動堂前に組まれた護摩壇に護摩が焚かれ、願い事や名前を書いた護摩木に火をくべます。厄年の男女たちが護摩木の炭火の上を素足で歩く「火渡り」を行い、ご利益を祈願します。その後豆まきと、青竹に酒と笹をひたして護摩の火で温めた笹酒がふるまわれます。笹酒は長寿・がん封じとされています。
柴燈護摩を始める前に大師堂内で大導師僧侶、来賓年男年女たちと法楽する。(柴燈護摩の安全を祈願する)
塗香を配り、払い棒で年男年女の方を清める
大師堂前で山伏たちも法楽
柴燈先達。先頭に山伏たちが山門入場
大導師に続き僧侶入場
来賓に続き、年男年女の方が入場
外結界道場にて大導師による願文を読み上げる
山伏により背負い厨子を、不動堂前に安置する
副導師による、道場三方・堂前・山伏・参拝者の方々・御札などを払い棒で清める
斧作法(山神に柴燈所用の段木を乞う)
法弓師(四方と天地中央鬼門に矢を射って悪魔を払う
法剣師(不動剣で縦横に空(久字)を切って、心の悪魔を払い神の守護を乞う
法螺(吹鳴であらゆる生物の心を静め柴燈護摩の始まりを告げる)
山伏による、護摩壇に点火
護摩壇が知恵の火で燃え上がる
護摩壇脇には青竹に笹・酒を入れて笹酒を作る
山伏たちが、ゴヘイ(明王様の札)を頂き火渡りをする(9m)
大導師による法剣加持
来賓・年男年女・山伏による、福券入の豆まき(2万袋)